蛍光X線式膜厚計

スペクトロが提供する蛍光X線式膜厚計


スペクトロ キューブD
    
スペクトロ MIDEX MID05
蛍光線分析装置 スペクトロキューブ 蛍光X線分析装置 Midex

多層膜コーティング/めっきの膜厚および組成分析のためのソフトウェア・アドオン『SPECTRO XRF Layers』


hakumaku
SPECTROCUBE D、SPECTRO MIDEX MID05微小部蛍光X線分析装置に搭載が可能な新ソフトウェア・アドオン『SPECTRO XRF Layers』により、多層膜コーティング/めっきの膜厚および組成の非破壊分析が高速、高精度で行えるようになりました。金属材料の表面処理、装飾用コーティング、プリント基板など様々な産業における膜厚や付着量の品質管理、工程管理用途にご利用いただけます。『SPECTRO XRF Layers』のFP法をベースとしたスマートな“キャリブレーションエンジン”は、標準箔を用意できない場合の迅速な半定量分析をも可能とします。ソフトで扱える層(被膜)の数および元素数はそれぞれ最大8層、55元素と業界トップクラス。これまでにない層構造や添加元素―例えば新開発のコーティング/めっき等への管理分析用途に対する即応性にも優れます。

膜厚測定の応用例

  • 亜鉛めっき
  • 亜鉛ニッケル合金めっき
  • 無電解ニッケルめっき(P濃度測定可)
  • ジルコニウムめっき
  • チタンめっき
  • 無電解ニッケル/金(ENIG)
  • 無電解ニッケル/パラジウム/金(ENEPIG)
  • 金めっき
  • ロジウムめっき
  • 銅すず亜鉛合金めっき
…その他多数 めっきの膜厚・組成のみならず、素地の組成も同時分析が可能。 下面照射型のCUBE Dではめっき液の管理分析も容易に実行することができます。

スピードと精度の両立

CUBE Dによるスピードと制度の両立 CUBE D、MIDEXともに最新のAMETEK自社製高速SDD検出器を搭載。わずか15秒で、現代の卓上型機としてクラス最高精度での分析が可能です。これは、このクラスの多くの装置と比べ2倍速く、1日あたり数百もの分析を可能にします。

使いやすさを追求

分析機になじみのない初心者にとっても高速でスムーズなワークフローを提供します。直感的操作が可能で、1つの画面に関連するすべての情報を表示。分析結果の表示、印刷、そして送信など、後のデータ使用やコンプライアンスの証明用に必要な機能もすべてサポートされています。

ソフトウェア測定画面の例
ソフトウェア測定画面の例

分析結果レポート出力の例
分析結果レポート出力の例

微小部の分析

微小部の分析例 自動可変のコリメータを駆使し、分析スポット径最小0.2mm(CUBE Dで標準。MIDEXではオプション)での分析が可能。電子部品など小さな材料の膜厚測定が可能です。

仕様

CUBE D MIDEX MID05
外観
蛍光X線分析装置 スペクトロキューブ
蛍光X線分析装置 Midex
検出器 SDD半導体検出器、分解能Mn Kαで ≤ 130 eV
X線管球 Moアノード、最大電圧50kV、最大出力40W
X線照射径 0.2/0.5/1.2/2.0/4.0mm。コリメータチェンジャー標準 1.2mm。コリメータチェンジャーオプション:0.2/0.5/1.2/2.0/4.0mm
X線の照射方向 下面照射 上面照射(ラボジャッキにて高さを調整)
元素 Mg(12)~Bi(83)の範囲、最大55元素
層の数 最大8層
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