SPECTRO MIDEX - 微小部エネルギー分散型蛍光X線分析装置

  • クラス最速:一般的な検査と比較し2倍の速さ、かつ高精度

  • カバーする元素の数と分析正確さに優れます:最適化されたアプリケーションパッケージ

  • 使いやすさを追求:わずか3つのステップで正確に分析


貴金属分析のための微小部エネルギー分散型蛍光X線分析装置


元素分析の精度は、特に貴金属の評価において重要です。リサイクル金属を再溶解し鋳造したサンプルには、金、銀、銅、プラチナ等の予想される元素に加え、その他の元素が含まれている場合があります。

貴金属の鑑定業者や精錬業者は、組成と価値を正しく評価するために、微量または極微量であっても検出することができ、かつ正確に分析できる感度を備えた装置を必要としています。一方、スピードを優先するユーザーもいます。大量の製品を扱うホールマーキングセンター等においては、正確な分析のみならず迅速さも要求されます。さらに、ほとんどのユーザーは、堅牢で便利、操作が簡単で分析結果をラボ・ネットワークに簡単に転送できる分析装置およびソフトウェアを好みます。 貴金属を扱う場合、もちろん、ユーザーは非破壊でのサンプリングを重視します。 エネルギー分散型蛍光X線分析(ED-XRF)は、これらの要件を満たします。 最後に、ED-XRFを用いることで、プラチナ/イリジウム混合物のような耐分解性の高い合金について、ユーザーに警告することもできます。



SPECTRO Midex

SPECTRO MIDEXは、長年にわたり、これらすべての分野でトップクラスの信頼性を誇る蛍光X線分析装置です。世界中の多くの分析機関で業界標準となっており、今回、第5世代となるSPECTRO MIDEXは、従来の3倍の分析感度を実現し、ファイヤ・アッセイ技術に迫る精度と、それを凌駕するスピードと使いやすさを実現しました。また、貴金属分析に完全に最適化されています。



コンパクトなSPECTRO MIDEXは、高計数率、高分解能な最新のED-XRF検出器技術を採用しています。これらの革新的な技術により、本装置は貴金属分析において最も先進的なラボ用蛍光X線分析装置のひとつとなりました。そのため、ユーザーは、精度を大幅に向上させるか(たとえそれが微量元素や極微量元素の含有量であっても)、またはサンプルスループットを向上させるために検査を大幅に高速化するかを選択することができます。



卓越した性能

SPECTRO MIDEXは、貴金属合金の分析において、幅広い濃度レベルに対して高い精度と正確性を提供し、さらに記録的に短縮された検査時間(最短15秒)を実現します。小さな宝飾品や再溶解試料から採取したテストピースの場合は、微小エリア(通常1.2mm)を分析します。比較的不均一である銀合金のような試料の場合、オプションでより大きなスポットサイズを選択することで平均化された結果が得られ、高精度な結果が維持されます。

抜群の使いやすさ

初心者でも簡単に操作ができます。直感的なソフトウェアにより、関連情報が一つの画面に表示されます。統合されたビデオシステムは、試料上の測定位置決めや、検査箇所画像の記録をサポートします。分析開始は、画面をワンクリックするか、装置前面に取り付けられた物理的なスタート/ストップボタンを押すだけです。分析結果の表示、印刷、転送機能が、後のデータ利用やコンプライアンス証明をサポートします。

価格競争力

SPECTRO MIDEXは、貴金属試験所、アッセイラボ、ホールマークセンター、精錬ラボに信頼性かつ費用対効果の高い分析を提供します。その精度とスピードは、追加コストのかかるファイヤ・アッセイや試料の分解を必要とするICP-OESの使用を抑えます。


テクノロジーが導く次のステップ


一部の蛍光X線分析装置に見られる物足りない点は、微量および極微量の非貴金属元素を検出できないことです。そのため、金、銀、プラチナなどの主要な貴金属の含有量を正確に同定できないことがあります。例︓金合金のサンプルにおいて、10種類の微量元素をそれぞれ0.05%ずつ検出できなかった場合、金の合計が0.5%高くなるという誤った、そしてそれにともない実際の価値より高く見積ってしまう可能性が生じます。

幸い、SPECTRO MIDEXはこの種の難しい分析を得意としています。また、最新の高分解能シリコンドリフト検出器(SDD)により、微量元素の測定精度がさらに向上しました。その精度をさらに高めているのが、最新の超高計数検出器です。前世代のモデルと同じ測定時間で、最大3倍の高強度を実現しました。

また、SPECTRO MIDEXでは、わずか15秒という短時間で正確な分析を行うことができます。



よりコンパクトで堅牢なデザイン

お客様のご要望に応え、小さなジュエリーから大きなシルバーインゴットに至るまでを置くことが可能なチャンバを備えながらも、卓上の狭いスペースにもフィットするよう、筐体を大幅に小型化しました。サンプルドアは、ベンチ上の試料を邪魔することなく、簡単に上方へスライドします。頑丈さを追求した設計変更により、破損の危険性をはらむミラー部品はなくなり、検出器の窓はシャッターにより保護されます。付属のラボジャッキは、正確な測定のための試料位置決めをサポートします。


グローバルサポート

宝飾品の鑑定やリサイクル事業では、正確な分析が生産性と収益性を左右します。スペクトロでは、信頼性の高いSPECTRO MIDEX分析装置を安定してご使用いただくために、AMECAREサービスプログラムを用意しております。

AMECAREのサービスエンジニアは世界50カ国200名以上にのぼり、SPECTRO MIDEXの性能を最大限に引き出し、より長くお使いいただけるようサポートしています。AMECAREのサービスには、プロアクティブ・メンテナンス・プログラム、アプリケーション・ソリューション、スペシャリストへのアクセス、装置固有のトレーニングなどが含まれます。

SPECTRO MIDEX 技術仕様


検出器 シリコンドリフト(SDD)検出器

励起 40 W X線管球、モリブデン(Mo)アノード、最大50 kV

寸法

高さ 540 mm

555 mm

奥行 470 mm

重量 約 50 kg

試料室 試料イメージを表示させるためのビデオシステム

手動調整の試料テーブル(ラボジャッキ)

電源 動作電圧 95~120 V / 200~240 V, 50/60 Hz

スペクトロメータ部の消費電力: 200 W

解析システム 外部コンピュータシステム; Windows オペレーティングシステム

キーボード、マウス、モニタ

ソフトウェア スペクトロメータ制御およびデータ解析のためのメニューベースソフトウェア

定量ソフト 合金中の元素分析のためのファンダメンタルパラメータプログラム FP+

オプション 異なるスポット径と励起条件設定のためのコリメータチェンジャー

分析装置シリーズ

SPECTROは、業界で最も包括的な元素分析装置を提供しています。特に宝飾品やリサイクルのアプリケーションに適した装置として、ハイエンドの卓上型蛍光X線分析装置 SPECTRO XEPOS、ミドルレンジで汎用性の高い卓上型微小部蛍光X線分析装置SPECTRO MIDEX、ポータブルでパワフルな蛍光X線分析装置SPECTROSCOUT、ハンドヘルド蛍光X線分析計SPECTRO xSORTがあります。どのような製品であっても、30年以上にわたる元素分析の経験と、他に類を見ない技術革新の実績が、SPECTROの最高の分析結果をお約束します。

参考資料